赤ちゃんにとって、心配なことのひとつに「アレルギー」があります。
湿疹や食物アレルギーなど、気になることがいっぱい。
検査ができるのはいつからでしょう?
費用や項目についてもご紹介していきます。
【もくじ】
赤ちゃんのアレルギー検査っていつから可能?
気になる赤ちゃんのアレルギー。
検査を受けたいけれど、いつから可能なのか知りたいですよね。
赤ちゃんのアレルギーは皮膚に現れることが多く、ポツポツした赤い湿疹が出たりカサカサしたり。
かゆみを伴っていてもまだ話のできない赤ちゃんは、それを伝えることができません。
日ごろから注意してお肌も見てあげてくださいね。
そして激しい咳などの呼吸器系に現れることもあります。
まだお乳(ミルク)しか飲んでいない赤ちゃんは、お母さんが食べたもので反応してしまう場合があります。
アレルギーの検査には、血液検査やパッチテストなどがあります。
検査自体は生後4ヶ月から受けることができるようですが、実は赤ちゃんの検査は難しいとされています。
まだ抗体がしっかりと出来ていないため陽性と出てしまったけど、実際は問題がなかったりその逆もあったり。
どうしても受けたいというのであれば、母体からの免疫が消える6ヶ月以降にした方がいいかもしれません。
アレルゲン(原因物質)が特定できない場合もあるようで、湿疹などが出ていても単に湿疹が出やすい体質ということもあります。
血液検査などは、赤ちゃんにとっても負担のかかるもの。
念のために・・・というのであれば、まだ受けなくても良いでしょう。
今現在赤ちゃんにアレルギー症状がないのであれば、赤ちゃんが離乳食を開始する頃に、検査を受けると良いと思います。
ただし症状がある場合は、基本的にいつでも検査を受けることは可能です。
赤ちゃんの状態を見て必要であれば検査を、まだ症状が出ていないのであれば早くしても正しい結果が出ないかもしれないということをお忘れなく。
赤ちゃんのアレルギー検査 費用は?
一般的に、アレルギー検査は保険適用内ですが、それは症状が出ている時のみです。
費用は3割負担で3,000円~8,000円ほど。
症状が出ていない時に、念のための検査ということであれば、保険は適用外となります。
検査はセットとなっていることが多く、追加で検査したい項目があれば費用も高くなってきます。
アレもコレもと項目数を増やすより、ある程度絞って本当に必要と思うものだけをまず検査するといいでしょう。
乳児医療証というものがあれば、それを提示すると無料で受けられる場合があります。
ただし、先ほど言ったように症状が出ていない時だと、全額負担となってしまう場合もあるため、もし症状があったのなら、写真に撮っておくなどしておいた方がいいですよ。
赤ちゃんのアレルギー検査 項目の選び方は?
血液検査の項目は、上限が13項目となっています。
食物アレルギーの項目については「おすすめ」とかではなく、以下の項目で考えられたらいかがでしょうか。
- これまでの飲食等の中で、発症との関連が疑われるもの
- その中でも、毎日の献立を組み立てる上で外しづらいもの
この基準で考えて行くと、調べたい項目が分かりやすいかなと思います。
食物アレルギーの一番確実な診断方法といえば、「負荷試験」です。
これは食べてみて症状が出る、回避すれば症状は出ない、ということの確認になります。
すでに問題なく摂食できているものは、アレルギーを起こさないことが「負荷試験」で判明しているも同然です。
負荷試験よりも精度に劣る、血液検査をする意味はありませんね。
このことをふまえ、検査項目を検討されてみてはいかがでしょうか。
また食物アレルギーの検査以外にも、ハウスダストや動物、カビ、草などを調べることが出来る検査があります。
「プリックテスト」と呼ばれるもので、早ければ15分~40分ほどで検査結果を知ることができます。
皮膚の上に直接アレルゲン液を置いて、専用の針でアレルゲン液を置いた部分の皮膚を、軽く刺します。
そうすることで、皮膚の中に判定したいアレルゲン液が入っていきますが、血も出ないですし、痛くもありません。
刺してから15~20分ほど待って、反応が出るか見ます。
費用は、1項目420円で、血液検査よりは安価ですが、どちらの検査が適しているかは、医師ときちんと相談し、自分の希望も伝えた方が良いですね。
※乳児湿疹については こちら も参考にしてみてくださいね。
まとめ
赤ちゃんのアレルギーは心配ですよね。
親がアレルギーを持っていたらなおさら。
ですが、症状が出ていないうちは確実とは言えないアレルギー検査はおすすめできません。
年を追うごとに変化してくる場合もありますので、お子様をしっかり注意して見てあげてくださいね。